「腹痛、嘔吐」体の危険信号点滅、アニサキスのサイン!?
「腹痛、嘔吐」体の危険信号点滅、アニサキスのサイン!?
アニサキスって・・・?
半透明白色の寄生虫。体長2~3センチメートル、幅0.1~1センチメートルくらいなので肉眼でも確認できます。
本来は海に住む動物に寄生して一生を終えますが、寄生した魚介類を人間が食べることでアニサキス症になってしまいます。
アニサキスはサバやサンマ、サケやイカなど数100種類以上の魚介類に寄生すると言われています。
アニサキス症の主な症状
アニサキス症には接種したアニサキスが侵入した臓器によって症状に若干の違いが生じます。
種類としては胃アニサキス症、腸アニサキス症、消化管外アニサキス症などがあります。これらはアニサキスを接種してから数時間後に激しい腹痛、嘔吐が症状として現れます。
その他にアニサキスの対するアレルギー反応によって蕁麻疹や腹痛、短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出るアナフィラキシーなどを引き起こすアニサキスアレルギーの症状も報告されています。
海産物を食べた直後の腹痛、嘔吐はアニサキス症を疑った方が良いです。
アニサキス症の予防法
アニサキス症の予防法は大きく分けて2つあります。それは
アニサキスは加熱と冷凍に弱く、70度以上の加熱とマイナス20度で24時間以上の冷凍で死滅します。
※加熱と冷凍の目安は厚生労働省推奨
加熱、冷凍調理でアニサキスを殺してしまえば接種しても問題はありません。
しかし、アニサキスアレルギーに関しては死滅したアニサキスでもアレルギー反応を起こす可能性がある為、目視での除去やアニサキスが寄生する疑いのある魚介類を食べないことが大切です。
本日のまとめ4コマ
アニサキスの怖さを知っていただけたでしょうか?
大切なのは予防と対処です。知識をつけてしっかり予防し、それでも防げずにアニサキス症の疑いが出たらすぐに病院へ行きましょう。
最後にアニサキスを恐れた寿司職人の4コマでお別れとしましょう!
それではどうぞ!