ギターが上手くなりたくて犬に噛まれた話
みなさんこんにちは
感動的なシーンを見たとき、涙よりも笑いが込み上げるDaikon(ダイコン)です。
今週のお題は「選択と年齢」ということで、今回は私がギターを始める事を選択した中学2年の時の話を書きたいと思います。
更にプラスで、タイトルにもあるようにギターが上手くなりたかったが故に犬に噛まれてしまったエピソードも紹介したいと思います。
ギターと全く関わりのない生活
私は少年時代から絵を描くのが好きで、絵や漫画ばかり描いてたまにみんなに見せるような控えめな子供でした。どう考えてもギターと関わりを持つような人間ではなかったのですが、 ある同級生の家に遊びに行ったことをきっかけに私の運命は大きく変わりました。
まだ中学生ということもあり、同級生同士で遊ぶとなればゲームやスポーツが主流だったあの頃に、彼の家にはゲーム機やスポーツ用品の他にエレキギターがありました。当時、アコースティックギターしか見た事のなかった私は、アンプというものに繋いでエレキギターを搔き鳴らしている彼の姿に感銘を受けました。
それから私は毎週のように彼の家に通い、彼からギターを習う同級生師弟生活がスタートしました。
ギター漬けの日々
彼の指導はなかなかのスパルタで
「才能ない、やめた方がいいよ」
という台詞を何度も言われたのを覚えています。
言われる度にへこんだり怒ったりして悔しくて練習して、また次の週に披露して、また言われて、の繰り返しだったと思います。笑
今思えばあのスパルタが無ければここまでギターは続けてなかっただろうしFのコードで挫折していたと思います。本当に感謝しかありません。
この場所を借りてありがとう!
段々と弾ける曲が増えていく喜びを噛みしめていたあの頃・・・
この時はまだあんなことになるなんて思いもしませんでした。
師匠の師匠と師匠のライバル
当時とにかくギターが上手くなりたかった私は焦っていました。
ギターの師匠であると同時に同級生でもある彼は既に海外アーティストのめちゃくちゃ速いギターソロを弾いているのに私は未だにコードチェンジやらミュートやら基本的な練習ばかり。
そんなある日、彼が
「今日俺の師匠の家で練習してみるか。俺のライバルも来てるみたい」
と言いました。
彼がこれだけ上手いのだから彼の師匠はとんでもなく上手いのだろう。さらに彼のライバル?これは行くしか無い。
ギターや機材を持ち、彼と彼の師匠の家へ向かいました。
彼の師匠の家には奥にギターが練習できる倉庫がありました。
その日の練習はその倉庫で行うとのことで彼と師匠とライバルの3人はその倉庫に機材を次々と運んでいました。
しかし、私はどうしても倉庫まで行く事ができませんでした。
なぜなら
倉庫へ向かう途中には彼の師匠が飼っている犬がいたのです。
この犬はとても凶暴で今にも襲いかかりそうなほど暴れ返っていました。
しかし、飼い主である師匠はもちろん、彼や彼のライバルが目の前を通る時はとても大人しくしていました。
理由は簡単で、何度もギターを練習しに通っている内に彼らに犬が懐いたのです。
その現象はまるで、定期的にギターを練習しに師匠の家へ集まっている彼らの努力を表しているようでした。
そのカラクリに気付いた私はなぜか、
師匠の犬に懐かれる=ギターが上手くなれる
と考えました。
絶対に犬に近づくなと言われていた私は彼らがギターをとりに部屋へ戻った隙に犬と仲良くなろうと近づきました。
ガブッ!!
気付いた時、私の右太ももにはパナップのソースの点々部分のような歯形が綺麗に刻まれていました。
ギターが上手くなりたかった少年は努力の方向を間違え、犬に噛まれたのでした。
どうかみなさん、懐いていない犬には近づかないでくださいね。
選択を振り返って
ギターを始めた事で私の人生は大きく変わりました。音楽の楽しさはもちろん、人前で何かを披露することの面白さ、厳しさなどたくさんのことを知る事が出来ました。
そして、なによりギターを始めてなかったら絶対に関わらなかったであろう仲間に出会えたのが一番の財産だったかなと思います。
中学2年のときにギターをはじめた、あの選択は最高の選択だったと自信をもって言えます。
犬に噛まれたのは計算外でしたが(笑)
それではまた!
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